なんとなくのエントリーを卒業!移動平均線を使ったシンプルなFX手法
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移動平均線を使ったシンプルなFX手法
以前の私は、なんとなくでエントリーしていました。
上がりそうだから買う。
下がりそうだから売る。
そんな感覚的なトレードを繰り返していた時期があります。
結果は安定しませんでした。
勝つこともありますが、負けるときは大きく負ける。
気持ちも資金も、値動きに振り回されていました。
そんな私が今、判断の軸にしているのが移動平均線です。
この手法は、移動平均線を見て流れを確認し、その流れに沿って押し目買い・戻り売りを狙うシンプルなやり方です。
シンプルだけど強力。使うのは3本の移動平均線
私が表示しているのは、MA20(黄色)、MA75(緑)、MA200(オレンジ)の3本です。
移動平均線にはSMAやEMAといった種類があります。
SMAは一定期間の価格を平均したシンプルな線、EMAは直近の価格に重みをつけてより早く動きに反応する線です。
私はEMA(指数平滑移動平均線)を使っています。
理由は、エントリーのタイミングを取りやすいからです。
EMAは価格の動きに対して反応が早いため、押し目や戻りの判断がしやすくなります。

ちなみに、3本の線の色はあえてバラバラに設定しています。
すべて同じ色だと、どの線が短期でどれが長期なのか、パッと見たときに迷ってしまうからです。
私はこの3本の並びを、たまご・レタス・パンの「サンドイッチ」のように覚えています。
- たまご(具材):MA20(黄色)…一番動きが早い
- レタス(土台):MA75(緑)…中間の支え
- パン(下地):MA200(オレンジ)…全体の大きな流れ
この順番通りにきれいに並んでいれば、流れが揃っているサイン。
逆にバラバラなら見送る。
それだけでも、トレードの判断はかなりシンプルになります。
まずは移動平均線の向きで流れを確認する
この手法で最初に行うのは、移動平均線の「向き」のチェックです。
私がチャートを最初に確認するのは、主に4時間足です。
なぜ4時間足なのかというと、世界中のトレーダーが意識している「大きな流れ」を反映しやすいためです。1分足や15分足のような短い時間軸に比べてダマシが少なく、一度方向が出るとその流れが続きやすいという特徴があります。
ノイズに振り回されず、どっしりと構えて判断できるのが、4時間足の最大のメリットです。
判断基準は、移動平均線の向きを見るだけのとてもシンプルなものです。
- 3本とも上向きなら上昇の流れを優先する
- 3本とも下向きなら下落の流れを優先する
- 線がバラバラなら無理に入らない
つまり、上昇の流れなら押し目買い、下落の流れなら戻り売りを狙います。
流れに逆らって入らないことが、この手法の基本です。
エントリーのコツは「しっかり引きつけてから」
この手法では、勢いよく動いている最中に飛び乗ることはしません。一度、価格が移動平均線まで「戻ってくる」のをじっくり待ちます。
- 上昇トレンド:価格がMA20やMA75まで「下がってくる」のを待つ(押し目買い)
- 下落トレンド:価格がMA20やMA75まで「上がってくる」のを待つ(戻り売り)
「今すぐ入らないと置いていかれる!」という焦りを捨てて、あえて引きつける。これだけで、なんとなくのエントリーは驚くほど減っていきます。
これだけ!迷わないための具体的なエントリー手順
私がチャートを見るときは、以下の3つのステップが揃うのを待ちます。
- 【引きつける】 価格がEMA20、またはEMA75まで戻ってきたか?
- 【反発を確認】 線を突き抜けず、ヒゲや実体で支えられて反発したか?
- 【勢いを確認】 再び流れに乗って、直近の高値(安値)を追い越そうとしているか?
特に大切なのは、2番目の「反発の確認」です。
ただ線に触れただけで入るのではなく、一度止まって「よし、また本来の流れに戻るな」という意思表示をローソク足がしてくれるまで一呼吸おきます。
「早く入る」ことよりも「根拠が揃ってから入る」ことを優先する。このサイクルができるようになると、トレードはぐっと安定します。
「なんとなくのエントリー」で負けを減らす見送りの判断基準
移動平均線を使った手法では、入る場面だけでなく、入らない場面を決めておくことも大切です。
- 移動平均線の向きがそろっていないとき
- 価格が移動平均線の上下を行ったり来たりしているとき
- 押し目や戻りを待たずに、すでに大きく伸びたあと
こういう場面で無理に入ると、往復ビンタになりやすくなります。
線が整うまで待つ。
この「待つ」ができるだけでも、トレードはかなり変わります。
移動平均線の手法は「大きく減らさない」ための軸になる
移動平均線は、勝率を上げる魔法の道具ではありません。
ですが、無駄なエントリーを減らしやすくなります。
私にとって移動平均線は、大きく勝つための道具というより、
大きく減らさないための判断軸です。
以前のようになんとなくで入るのではなく、
流れを見る、戻りを待つ、そろわなければ見送る。
この繰り返しで、トレードは少しずつ落ち着いてきました。
なんとなくのエントリーを減らしたいなら、まずは移動平均線の向きを見るところから始めてみるのがおすすめです。